あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
それも……結構深いような……
「っ……」
傷を見てから感じる傷み。
さっきまで大丈夫だったのに………
わたしは、傷を見ていられなくて視線を外した。
「楽々、待ってて…先生呼んでくる!」
綾香は、走って行った。
周りには数人、クラスメイトがいるけど……ただ傍観しているだけ……
結局……そんなもんだよ……
人間何て……他人のことなんか、どうでもいいんだよ、きっと………
…結局……そうなんだよ……………
というか、何か……さっきから、舐められているような感じがして、熱い………ジンジンする………
……えっ!!!!
もう一度、傷を見たら信じられない光景を目の当たりにした。