あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
保健室のドアに手をかけようとしたとき、ドアをすり抜けて、雑魚の魔物三匹が走って来た。
こいつら…さっきあいつの血を………
よく見ると、外にいたときより、大きくなってないか?
これは……野放しに出来ない。
俺は、奴らを追いかけた。
奴らは俺が見えること…俺の本当の姿に気がついていない。
そんな雑魚が…あいつの………
校舎から出て、裏庭に行く奴ら。
ここなら……
そう思い、本当の姿を解放した。
冷たい風が一吹きし、辺りが静まりかえった。
前を行く奴らもさすがに足を止めた。
その後、ゆっくりと後ろを振り返った。