あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー





「何かあったら、パパでも、まーくんでもいいから……言うのよ?

家族何だから……」





お母さんは、悲しそうに笑って言った。




そんなこと…言われても……


無理だよ……



お母さんにも、お父さんにも、雅音ーマサトー(ちなみに弟)にも………



だけど………





「うん…わかった」





あんまり心配もかけたくなくないから、肯定の返事をした。




その返事の意味を感じたのか、お母さんはまた、悲しそうに笑って、部屋から出て行った。






お母さんが来たときに起こした体をまた、横にした。





はあ………





いつになったら……わたしは………











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