【完】片想い~けじめ~
「…そっか…」
「うん」

沈黙が辛かったあたしは、

「えっと…。宏太のこと、好きでした。
彼女と、幸せにね」

「ありがとう。
…じゃぁね」

「…うん、バイバイ」

そうして、宏太は帰って行った。


――終わった。


ホントに、終わった。




あたしの、


初恋。

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