【完】片想い~けじめ~
それは、夏休み――…。

私は、就職を希望していた。
就職希望者は、夏休みは頻繁に学校へ登校していた。

選考会の日――…。
第1希望から第3希望までの企業の名前を書いた紙を提出し、先生たちが会議をする。
校長先生の都合のために、その日は9時開始予定のはずが13時開始となり、生徒は一旦解散となった。
15時30分に再び教室に来いと言われたので、一旦家に帰る人などもいた。
私はユリアと生徒会室で待つことに。

2人で話したり、生徒会の仕事をしたりし、暇をつぶした。
時間になり、ユリアとは違うクラスなので別れた。

しかし、時間になっても先生は来なくて、不安が募っていくばかり。
結局、18時30分近くになり、やっと私が呼び出された。

私は友達に、
「咲月なら大丈夫でしょ!検定とか生徒会頑張ってたしッ」

そうたくさん言われたから、内心安心していたのだ。
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