【完】片想い~けじめ~
「え、第3希望まで?」
「うん…っ」
「そっか…。あ~~、こう言う時、なんて言えばいいんだろ」
そう言うと、宏太はブツブツなにかを言っていた。
周りはみんな、「大丈夫だよ~」とか、一生懸命言葉をかけてくれた。
それは、ホント嬉しかったけど。
でも、ある意味…、宏太みたいに、言葉が出てこないほうが、私にとってはよかった。
下手に慰められるよりも、全然良かった。
「アハッ、ありがとうね。
…なんかさ、周りの子みんな、“咲月なら大丈夫だよ”ってメッチャ言ってくれてたんね?
だからぶっちゃけ、あ、大丈夫かな?とか思ってしまって。だから余計辛いんね…」
「そっか…。でも、みんながそう言うの、分るよ。
咲月、真面目だし、いっぱい頑張ってたし」
「うん…。
今度ね、2次募集の企業分るんだ!
次こそ、頑張るね」
「うん、頑張れ」
「話、聞いてくれてありがとッ」
「全然。じゃあ、気をつけて。バイバイ」
「うん、バイバイ」
さきほどよりも、
ずっとずっと、心が軽かった。
「うん…っ」
「そっか…。あ~~、こう言う時、なんて言えばいいんだろ」
そう言うと、宏太はブツブツなにかを言っていた。
周りはみんな、「大丈夫だよ~」とか、一生懸命言葉をかけてくれた。
それは、ホント嬉しかったけど。
でも、ある意味…、宏太みたいに、言葉が出てこないほうが、私にとってはよかった。
下手に慰められるよりも、全然良かった。
「アハッ、ありがとうね。
…なんかさ、周りの子みんな、“咲月なら大丈夫だよ”ってメッチャ言ってくれてたんね?
だからぶっちゃけ、あ、大丈夫かな?とか思ってしまって。だから余計辛いんね…」
「そっか…。でも、みんながそう言うの、分るよ。
咲月、真面目だし、いっぱい頑張ってたし」
「うん…。
今度ね、2次募集の企業分るんだ!
次こそ、頑張るね」
「うん、頑張れ」
「話、聞いてくれてありがとッ」
「全然。じゃあ、気をつけて。バイバイ」
「うん、バイバイ」
さきほどよりも、
ずっとずっと、心が軽かった。