お嬢様、口づけを…




「いえ」



ドアの方から優しい声が聞こえた。


というか、荷物が何で…。







「…お嬢様?」


「きゃっ!」




ふっと意識が戻ると下から覗き込む先輩の顔…が。


「大丈夫ですか?」とニコリとほほ笑む。





< 37 / 50 >

この作品をシェア

pagetop