窒息寸前、1秒
「え!いいないいな~。」
私が一通り話終えると、夏海は全身を使って羨ましがる。
「うん…。」
ちょっと引きぎみの私。
クラスのみんなも不思議そうに見てるよ、夏海。
「そんなに羨ましがることかな?会っただけだよ?」
「当たり前!だって花那ちゃん?って名前で呼ばれたんでしょ!ずるい!」
「そこ!?」
夏海がこんなに興奮するなんて、孝輔先輩は凄いな…。
「わたしなら、夏海ちゃんって呼ばれたら溶けるね!」
何故だか自信満々の表情で言う夏海。
「いやいや、意味わかんないから。」
どこからつっこんでいいのかも分からない。