普通な学校生活を送るための傾向と対策
上手に断るためには、マイルールが必要よ
「川原さん。ちょっといいかな」
放課後、またもや声をかけられる。
緋色と一緒に、部活に行こうとしていた渡り廊下でのこと。
振り返ると、二人の男子がいた。
素早く、ネームプレートを見ると、学年色は緑。
二年生ね。
名前も確認する。
用件はわかっているし、返事もわかっているから、
聞こえないふりをしたいところだけど。
聞くだけは聞いてみる。
「なんでしょう?」
わたしは少し微笑むような顔を作ると返事をした。
よく見ると、二人とも顔はそんなに悪くはない。
中の上といったところ。
雰囲気も悪くない。
なんとなく好感が持てるような男子達だった。
それはいいとして。
「あの、さ。今度の土曜日に
買い物に付き合ってくれないかなと思って」
「買い物ですか?」
「うん」
そういいながら彼らの視線が緋色に移る。
放課後、またもや声をかけられる。
緋色と一緒に、部活に行こうとしていた渡り廊下でのこと。
振り返ると、二人の男子がいた。
素早く、ネームプレートを見ると、学年色は緑。
二年生ね。
名前も確認する。
用件はわかっているし、返事もわかっているから、
聞こえないふりをしたいところだけど。
聞くだけは聞いてみる。
「なんでしょう?」
わたしは少し微笑むような顔を作ると返事をした。
よく見ると、二人とも顔はそんなに悪くはない。
中の上といったところ。
雰囲気も悪くない。
なんとなく好感が持てるような男子達だった。
それはいいとして。
「あの、さ。今度の土曜日に
買い物に付き合ってくれないかなと思って」
「買い物ですか?」
「うん」
そういいながら彼らの視線が緋色に移る。