普通な学校生活を送るための傾向と対策
「あ・・・そうなんだ」

 二人は拍子抜けしたような、
 がっかりしたような顔をした。

 あからさまに落胆しなくてもねぇ。
 いいのに。

 彼らからすると、
 緋色のラケットを一緒に選ぶというのが
 一番の目的だったんだろうけどね。

 ザンネンでした。

 それにわたしは緋色もラケットを買うなんてことは、
 一言も言ってないからね。

 誤解してるだろうな。
 とは思ってたけれどもね。

 フフフ・・・その通りだったね


 わたしは一人心の中でほくそ笑んだ。
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