顔が分からない貴方へ




知らない?


そんなはずはない。

初めてこの学校に来たとしても
俺らの事を噂とかで聞いてるはずだ。

「お前、出身は」

「ミサキー起きてるー?」

ガチャ。

音をたてて扉を開けた俺の仲間。


「あれ?最中だった?」

「離して!」

俺が少し力を弱めた瞬間に
ベットから逃げた彼女。

そのまま部屋を出ようとするが扉には
俺の仲間がいる。


「タカ!捕まえろ!」

「あ?了解ー」

タカによって捕まった彼女は
なんとか逃げようとするが無駄だ。

あいつ、力強いし、デカイ。



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