腹黒王子は誘惑中
そして、くるりと振り向く。
「僕との約束の方が先でしょ?」
「そりゃそうだけど……」
「じゃあ、問題なし」
そう言ってまた歩きだす里中君。
え、ちょっと。
問題あるよ!
「大事な用事だったらどうするんですか?」
「平気。あれは大した用事じゃないよ」
「そう、なんですか?」
なんで里中君が知ってるんだろう?
知りたかったけど、何となく訊くのをやめた。
そうこうしているうちに、昨日の場所に到着。
「僕との約束の方が先でしょ?」
「そりゃそうだけど……」
「じゃあ、問題なし」
そう言ってまた歩きだす里中君。
え、ちょっと。
問題あるよ!
「大事な用事だったらどうするんですか?」
「平気。あれは大した用事じゃないよ」
「そう、なんですか?」
なんで里中君が知ってるんだろう?
知りたかったけど、何となく訊くのをやめた。
そうこうしているうちに、昨日の場所に到着。