イジワルな彼の甘い罠




たった一週間しか空いていないのに、すごく久しぶりに思える。


薄い唇

低い体温

煙草の、匂い

全てに、安心する。



「……って待って、少しくらいゆっくりさせてよ。おみやげもあるし」

「いらねぇ。終わってからゆっくりすればいいだろ」

「んっ、」



止まらないとでもいうように、少しの会話を終わらせ、またキスをしてシャツの裾から手を滑り込ませる。


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