イジワルな彼の甘い罠
……新鮮、かも。
車の中も
スーツ姿も
昼間の、明るさも
見慣れていない光景が余計意識させる。
「お前、後ろ向け。その服チャック後ろだろ」
「……ん」
言われるがまま背中を向けると、その手はそっと私のドレスのチャックをおろし始める。
それと同時に背中にちゅ、と触れる唇。
「んんっ」
ぞく、と感じるくすぐったさに、思わず甘い声が漏れた。
「……かわいい声出せるもんだな」
小さく笑いを含んだ声で言うと、パサ……とワンピースを脱がせ、そのまま後ろから抱き締める形で肌に触れて下着を脱がせていく。