【完】あたしの隣にいるのはスキな人……
ー勘違いー
「上坂くん……」
翌日私は上坂くんを屋上に呼び出した。
「岡本」
「あたし、上坂くんと向き合おうって思う。」
「え?」
驚いた様子の上坂くん。
「ええ?マジ?岡本!」
「でも、あたしまだ上坂くんを好きかどうか分かんない。」
「……」
「それでも、上坂くんの隣に居てもいい?」
あたしは勝手だ。
勝手なあたしの言い分で……
「当たり前だろ……」
そう言った上坂くんはあたしを抱きしめた。