【完】あたしの隣にいるのはスキな人……
「コイツと居ても楽しくねえし。
全く楽しそうじゃねえだろ?」
ハルに向かってそう言う晃。
「だから君、もっといい子見つけなって!
コイツマジ楽しくねえか……ったぁぁぁぁ!!!」
突然晃が地面に座り込んだ。
晃が最後まで言葉を言わないようにハルが腹を殴っていた。
見た事もない形相で。
「ちょっ……ハル……」
「てめー。楽しくねえだと?お前のやり方が下手だったんじゃねえのかよ!
才華は楽しいって言ってんだろうが!!」
そう言ってハルが晃の胸ぐらをつかんだ。