【完】あたしの隣にいるのはスキな人……
……
「ハル……もういい……やめ……」
「俺は。才華が好きだ。」
「はぁ?何言ってんだよお前。」
「お前は才華の何を見てきたんだよ。
仮にも彼氏だったことあんだろ!!
才華以外にいいヤツ居るわけねえだろ!!!!」
そう言ってハルはあたしの手を握って走り出した。
あたしはさっきの言葉が嬉しかったのか
涙が出てきた。
ハルが晃に言ってくれた。
「ハル……」
あたしが言葉を発したと同時に走るのをやめたハル。
「……」
何も言わずあたしを抱きしめるハル。