紅の蝶【完】





「はい。どうした翔輝。」




『あ、あの……』




「……!?か、華音ちゃん?」




『はい…あ、あの…翔輝さん、熱あって…私動けないから…』




「フッ…わかった。なんか買っていくよ。待ってて。」





ガチャ





……なんもできないな。





翔輝さんの寝顔を見つめてそっと頭を撫でた。





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