紅の蝶【完】






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なぜかお袋が嬉しそうに華音の手をひき部屋を出ていった。





お袋にまで妬くとは俺は相当華音にはまっているみたいだ。





「翔輝、さっきの話は本当か?」





親父の少し低い声が聞こえた。





『あぁ。』





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