紅の蝶【完】





コンコンッ




「はぁーい」




「琉聖です。組長と若がお待ちです。」




「今行くわ。」





琉聖さんの声がした。




紀子さんの綺麗な手が私の涙を拭う。





「ほら、行きましょ♪」




紀子さんが私の手を握る。




『……はい。』





私達は組長と翔輝が待っている部屋に向かった。






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