紅の蝶【完】






『……貴方は…なぜ私を引き取るなんて言ったの?』




真っ赤な目が俺に向く。






『珍しいから?私が可哀想だから?それとも…お金を稼がせるため?』





……違う。





違うんだ。





華音を見た瞬間、この人は守らなきゃいけないと思った。






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