紅の蝶【完】





まさか自分がここまで華音に漬け込まれるとは思ってなかった。





俺は血が流れる華音の手を握った。





「大丈夫だ…これからは俺が側にいる…離さないから…っ…」




俺は華音の母親に対する怒りが止まらなかった。





『っ…ウッ…ウッ…アァーー……』





俺の胸の中で泣き叫ぶ華音。




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