甘い時間は生徒会室で。



「ご、ごめん。」


俺は慌てて立ち上がる。


こ、これは事故だ。


俺の足と結愛の足が絡まっただけ。


そしてバランスを崩して倒れただけ。


「ううん……………大丈夫。」


結愛はスカートをパタパタと埃を落として立ち上がった。


結愛は今、どんな顔をしてるんだろう。


さすがに俺も結愛を見ることが出来ない。


こんなことで、情けねーな俺。


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