甘い時間は生徒会室で。


「そっか………………あと少しだったのにな。」


無理やり話をそらす。


そうだ、あと少しだったんだ。


もう少しで完璧に踊れたんだ。


「私が間違えたせいで……………………。」


「いや、導けなかった俺も悪いし……………………。」


「あの………………………。」


結愛は突然、俺の前にまわってきて言った。


「な、なんだよ。」



< 174 / 372 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop