甘い時間は生徒会室で。


「俺に惚れてんのか?」


「ふぇっ?…………………あっ」


気を取られて少しバランスを崩した結愛。


「ったく、馬鹿。」


スッと手を引いて、無かったかのように結愛を正しい体制に戻す。


「すみません、ありがとうございます。」


あまり、変なこというとまた転びかねないな、こいつ。


しばらく黙っていることにした。



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