甘い時間は生徒会室で。
先輩の名前はすみれ。
すみれ先輩。
すみれ先輩はとにかく誰にでも優しく、そして可愛く、超がつくほどの天然だった。
そんな先輩は誰からも愛されていた。
そして、すみれ先輩は俺の元カノだ。
俺らはいつも一緒で、ラブラブだった。
それは、他の生徒会メンバーが引いてしまうほど。
「すみれ先輩?出来ましたよ?」
そう言って、資料をまとめたプリントを先輩の前に差し出し、頭をポンポンと撫でた。