甘い時間は生徒会室で。


先輩の名前はすみれ。


すみれ先輩。


すみれ先輩はとにかく誰にでも優しく、そして可愛く、超がつくほどの天然だった。


そんな先輩は誰からも愛されていた。


そして、すみれ先輩は俺の元カノだ。


俺らはいつも一緒で、ラブラブだった。


それは、他の生徒会メンバーが引いてしまうほど。


「すみれ先輩?出来ましたよ?」


そう言って、資料をまとめたプリントを先輩の前に差し出し、頭をポンポンと撫でた。


< 226 / 372 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop