甘い時間は生徒会室で。


「その方が、良いと思うよ?これ以上やると、璃斗が崩れかねない。」


「おい…………………。」


いや、そうだけど。


当たってるけど…………………。


結愛は首を傾げながら、そっと手を離した。


わかってないんだろうな、この意味。


俺は、離された結愛の手をそっと握った。


しっかり、指を絡めて。


最初、結愛は驚いていたようだけど、握り返してきてくれた。


これだけでも、ニヤケそうだ。

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