甘い時間は生徒会室で。


「もうっ………………………」


顔が熱すぎる。


全て、会長のせいっ。


「ほら、俺のこと名前で呼んでよ。」


私に目線を合わせてくる、璃斗。


そんな、見ないでよっ……………


「り……………璃斗っ。」


「結愛っ」


さっきまでずっと、名前で呼ばれてたのに、あの日、私を初めて名前で呼んでくれた時みたいに、すごくドキドキした。


「呼んでくれたご褒美あげないとな?」


そう言って、璃斗はニッと笑う。


えっ、あの……………………


「結愛っ、好きだよ。」


「り、とんっ…………………ふっ。」


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