甘い時間は生徒会室で。


「結愛、ずっと俺の隣に居ろよ?」


「もちろん、璃斗から離れない。もう…………離れられないんだからっ。」


優しく抱きしめられる。


好きなんだよ、璃斗。


初めて璃斗に会ってからずっと。


「もう、結愛がなんと言おうと離してやんねーから。」


「うんっ。」


私の目からは、幸せな涙がこぼれ落ちる。


そのせいで璃斗の甚平を濡らしてしまったけれど…………………


許してくれるよね?


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