チェックメイト 。
いつも悲観的に考えてしまう、それが俺。
「駿様ぁ、まだですのー?」
ハッと我に返り思い出す。
「悪い。ほら、ご褒美やるから並べ」
直ぐに横に一列になる女達。一人一人するのは面倒だか、仕方ない。
「彩、何時もありがとな。愛してる」
そう述べると相手の首筋に唇を寄せ、短くキスをする。その後数秒間を置いてから唇を重ねる。
するりと舌で唇をなぞるとそのまま一人目は蕩けたように座り込んだ。
周りから小さな歓声が上がる。今日は特大サービスだからな。
「ほら、次は恭子だよ。愛してる」
何回も同じ事を繰り返し、気づくと三十人が座り込んでいた。
これが俺の女、クラスの女全員だ。下らない争いはせず、全員俺の為に尽くす。
ある女は授業ノート、ある女は金、ある女あ性処理道具だ。
三十人の中から数人指名すれば「今日、俺の部屋へおいで。遊んでやる」と囁く。
今日も退屈することはなさそうだな。これが俺の生活であり、日常だ。
ほとんどの女のファーストキスを貰った。ほとんどの女の処女を貰った。
なんだかんだいって俺は、男子からも好かれている。
「駿、今度いつ空いてる?」
「駿くん、勉強教えてもらえないかなぁ?」
ほら、女の次は男。対応も面倒だ、本当。
勉強なんか、自分でやれよ。俺がお前と遊ぶ暇はねぇんだよ。
なんていう本音は無論言わない。
「今日、夜なら。いつ教えたらいいか?」
こうして数日後までの予定は埋まった。
そんな俺のたったひとつの趣味、それはチェスだ。
男と遊ぶ時は大抵チェスをやっている。
相手をチェックメイトしたときの快感なんて、最高だ。
それ以上もそれ以下もない。
ゾクゾクと背中に走り、ついつい勃たせちまうほどの快感。
それがチェスだ。
だからチェスが出来る女を俺は好む。
今日来る女のうち二人はチェスが出来る。俺の為に覚えてくれた奴らだ。嗚呼、楽しみだなぁ。
自分の駒を動かし、相手のキングを狙う。
キングが取れそうになると「チェック」と発言。
そのままキングをゲットできればチェックメイトとなる。
自分で言うのも何だが、俺はチェスが得意でとても強い。
いままで誰にも負けたことがない、それほどの実力だ。
日本一にだって輝いた。でも、順位に興味はない。相手をチェックメイトするときが楽しいのだ。
誰もこの楽しみを理解してくれないのだうか。
俺より強いプレイヤーはいないのか。
強ければ女でも男でも、エリートや政治家、ニートでも、引きこもりでも構わない。
最近、ゾクゾクするほど追い込まれたゲームがない。
久し振りにしてみたいものだ。
「駿様ぁ、まだですのー?」
ハッと我に返り思い出す。
「悪い。ほら、ご褒美やるから並べ」
直ぐに横に一列になる女達。一人一人するのは面倒だか、仕方ない。
「彩、何時もありがとな。愛してる」
そう述べると相手の首筋に唇を寄せ、短くキスをする。その後数秒間を置いてから唇を重ねる。
するりと舌で唇をなぞるとそのまま一人目は蕩けたように座り込んだ。
周りから小さな歓声が上がる。今日は特大サービスだからな。
「ほら、次は恭子だよ。愛してる」
何回も同じ事を繰り返し、気づくと三十人が座り込んでいた。
これが俺の女、クラスの女全員だ。下らない争いはせず、全員俺の為に尽くす。
ある女は授業ノート、ある女は金、ある女あ性処理道具だ。
三十人の中から数人指名すれば「今日、俺の部屋へおいで。遊んでやる」と囁く。
今日も退屈することはなさそうだな。これが俺の生活であり、日常だ。
ほとんどの女のファーストキスを貰った。ほとんどの女の処女を貰った。
なんだかんだいって俺は、男子からも好かれている。
「駿、今度いつ空いてる?」
「駿くん、勉強教えてもらえないかなぁ?」
ほら、女の次は男。対応も面倒だ、本当。
勉強なんか、自分でやれよ。俺がお前と遊ぶ暇はねぇんだよ。
なんていう本音は無論言わない。
「今日、夜なら。いつ教えたらいいか?」
こうして数日後までの予定は埋まった。
そんな俺のたったひとつの趣味、それはチェスだ。
男と遊ぶ時は大抵チェスをやっている。
相手をチェックメイトしたときの快感なんて、最高だ。
それ以上もそれ以下もない。
ゾクゾクと背中に走り、ついつい勃たせちまうほどの快感。
それがチェスだ。
だからチェスが出来る女を俺は好む。
今日来る女のうち二人はチェスが出来る。俺の為に覚えてくれた奴らだ。嗚呼、楽しみだなぁ。
自分の駒を動かし、相手のキングを狙う。
キングが取れそうになると「チェック」と発言。
そのままキングをゲットできればチェックメイトとなる。
自分で言うのも何だが、俺はチェスが得意でとても強い。
いままで誰にも負けたことがない、それほどの実力だ。
日本一にだって輝いた。でも、順位に興味はない。相手をチェックメイトするときが楽しいのだ。
誰もこの楽しみを理解してくれないのだうか。
俺より強いプレイヤーはいないのか。
強ければ女でも男でも、エリートや政治家、ニートでも、引きこもりでも構わない。
最近、ゾクゾクするほど追い込まれたゲームがない。
久し振りにしてみたいものだ。