Lover dance ~運命の恋~
私はそれからしばらくソワソワと落ち着かなかった。
自分の中で何かが変わってきてる。
ただそれが何なのかはわからない…
チャイムが鳴る頃には胸のざわつきもなくなって、階段を上がってきた学科の先生と一緒に教室に入り席についた。
授業とかが苦手な私は二時間ウトウトしながら学科を受けて帰った。
家についてしばらくすると拓が迎えに来て、いつものように他愛もない話をしながらバイトに向かう。
店に着いて車から降りるとママが駐車場の花に水やりをしてた。
私たちに気付いたママが笑顔で手を上げる。
『拓ちゃん、みいちゃん、今日は早いじゃなぃ!おはよう!』