Lover dance ~運命の恋~
プー、プーと機械音が聞こえて私はケータイをポケットにしまった。
雲ひとつなぃ空が悲しいほど青く染まってる。
どこまでも続く青を見つめながら、何故かため息がこぼれた。
20分程して公園の前に拓の車が到着した。
私はベンチから立ち上がって助手席に乗り込む。
『おはよ♪早よからゴメンやで!』
『おはぁ♪えぇょ!俺も暇やったしな!』
私の顔を見て拓がニコッと笑う。
『俺、今日1時間しか予約取れへんだし、空き待ちでもしよ♪』
『うん、海奏待ってる間にあったらィィなぁ!』