Lover dance ~運命の恋~
私は驚いて、手を振り返せないまま固まってた。
まして自分に手を振ってくれてるかもわからないし。
ただ真っ直ぐ真堀先生を見ていた。
そんな私を見て、真堀先生は手をおろして首を傾げる。
そして左右をキョロキョロ見渡しながら車がこないのを確認して、こっちに向かって走ってきた。
それを見て、また私の心拍数があがる。
えっ?ちょっ!こっちくんの!?
やっぱ海奏に手振ってたんかな!?
どうしていいのか、わからない私は先生を見たまま何も出来ずにいた。