Lover dance ~運命の恋~

『何で…何で好きってわかったん?』

拓が少し苦しそうな声で話す。
どことなく表情も悲しそうな気がする。

少し不安になった私は、どう話していいかわからなくてまた下を向く。
考え込む私を見て、拓はまた優しい声で言った。


『海奏の思ったこと、そのまま言うてみて?』

顔を上げて拓を見る。
そこには優しく微笑む拓がいて、そっと頷いた。
私もゆっくり頷き、少しづつ話し始めた。






< 195 / 274 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop