Lover dance ~運命の恋~
バイクの待合室の方に走って行く真堀先生。
その後ろ姿が見えなくなっても、私はそこを見つめたまま。
拓が帰ってきたのにも気付いてなくて…
『海ぃ奏ッ♪』
『ひゃぁっっ!』
突然首に走る冷たい感覚に私は飛び上がった。
『ラブラブやったやん!昼間から見せつけてくれるなぁ…。』
拓は苦笑しながら、冷たいミルクティを私に差し出した。
『拓ぅ…めっちゃビックリしたやん!』
ミルクティを受け取りながら、私は拓に少し拗ねてみせる。
拓はそんな私を見てケラケラと笑った。