Lover dance ~運命の恋~
向こうを見つめたまま動かない海奏。
俺の頭の中では、さっきの海奏のセリフが離れないでリピートしてる。
『海奏…真堀先生のコト好きみたい…。』
俺は何とも言えない気持ちで海奏を見つめた。
気をきかせて、この場から離れてはみたものの…
俺は昔から海奏が好きだったわけで…
ダメだと思いながら、すぐそこで2人の会話を聞いてしまった。
入り口に一番近い場所にあるベンチだから、普通に聞こえてしまった。
できたら、聞きたくない会話だった…。