Lover dance ~運命の恋~
『鈴本さんは明日も教習?』
『明日は1時間だけ技能ゃで!あと2時間学科も…』
技能と学科で思いきり変わった私の声のトーン。
それを聞いた先生はクスクス笑って、私の頭を撫でながら言った。
『鈴本さん学科は嫌いやねんなぁ(笑)でも頑張らんとな!』
子供をなだめるように私に喋りかける先生。
いつもならこんな言い方をされると反発して言い返す私。
でも先生の優しい笑顔と暖かい手のせいか私は素直に頷いた。
『それじゃ、また明日!』
『うん、先生ありがとう!』
教官室の前について、先生と手を振って別れた。