Lover dance ~運命の恋~
『みぃーなぁー!』
『あっ、拓!どうしたん?』
嬉しそうな顔で走ってくる拓に手を振りながら答える。
私の前まで来た拓はフウッと息をついて、満面の笑みを浮かべる。
『聞いてっ!昨日のバイクで走ってたん結城先生やったねん!もう1人は知らんけど、すごくない?』
拓は嬉しそうに私の手をつかみ、ブンブンと動かしながら話す。
話を聞いた私も一緒に手をブンブン動かして答える。
『マヂ!?あれ、結城先生やったんや!スゴイやん!』
『やろっ!ここ指導員指名制あるし、俺ずっと結城先生指名するぅ♪』
目をキラキラさせて笑う拓を見て、私も一緒に笑った。