だんご虫ヒーロー。
思い出す、あの日の記憶。
あいつと約束した日のこと。
『ももの髪、長いんだからもっと似合う髪型にしないとね?』
や、やめてよ!私、髪アップにするの似合わないんだから!
『そんなことないよ?絶対似合うと思うんだ。ほらこのお団子頭、ももにすごく似合ってる』
で、でも…これ上げすぎじゃない?
『ううん。これくらいの高さがももに似合ってる。』
ほ、ほんとに?信じていいの?
『うん、だからこれからもお団子にしてくれる?』
…そ、そこまで言うならそうする。
『ふっ。はい、約束』
そして私はあいつと指切りをした。