だんご虫ヒーロー。
4話 道連れの夏休み
ジメジメした梅雨が通り過ぎ、季節は夏。
学校は夏休みに入って、私は寝て起きてまた寝るの生活を繰り返している。
私にはお父…お母さんと、お姉ちゃん、一応お父さんがいる。
お母さんはスナックをいくつも経営していて、お姉ちゃんはほとんどの雑誌で表紙を飾るほど人気のモデル。
2人とも忙しいから家にはあまりにいない。
だから家には基本、私1人。
宿題しなきゃいけないけど、暑くてやる気がしない。
まだ夏休み始まって一週間くらいだしいいかな、なんて思ってソファーに寝そべってる。
綾女と遊びたいけど、綾女はバイト入ってるって言ってたし。