ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「それ…俺だけど…」



「はぁ?」



尚也がのんびりとコーヒーを啜りながら返した。



「尚也お前…!?」



「…ムカつくし、ウザいから…ヤッた…それだけだ」



「おいっ!?お前…陽那は私の妻だぞ!!次期…伊集院家の当主となる私の…」



「…年頃だし…仕方がない…水に流せ…敦司」



「父上っ!?」



「やっぱり…嫌いな振りして…尚也…陽那ちゃんのコトを…」



「千歳と一緒にするな…俺はあんなおせっかいな女…嫌いだ…」



「いいから…表に出ろっ!!尚也」

ボキボキと指の関節を鳴らして、尚也を威嚇する。


< 105 / 390 >

この作品をシェア

pagetop