ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
《16》 それぞれの思い
陽那side-
『卒業するまでお前には手を出さない』
大阪のホテルで過ごした初めての夜に敦司さんがそう私の耳許で誓った。
私は大切にされているんだと思って…嬉しくて涙を零したけど。
でも、敦司さんはオトナだし…
私の知らざる敦司さんの過去は今の佑介さんと同じ位…女遊びが激しかった。
披露宴会場に元カノが乱入して来たし…何となくは理解していた。
最初は全然…気にならなかったけど…
好きなキモチが大きく風船のように膨らむつれて…全てが気になり始めた。
「…敦司がお前と結婚したのは当主の座を得る為だ…結婚しなきゃ…佑介か千歳…俺に家督を譲ると父上は言っていたからね…何のメリットもないお前と敦司が結婚するはずない…長井議員の孫でなきゃ…お前は唯の女子高生だ
…」
「私だって…判ってますっ!!」
「だったら…離婚すればいい…」
「それは…」
大阪のホテルで過ごした初めての夜に敦司さんがそう私の耳許で誓った。
私は大切にされているんだと思って…嬉しくて涙を零したけど。
でも、敦司さんはオトナだし…
私の知らざる敦司さんの過去は今の佑介さんと同じ位…女遊びが激しかった。
披露宴会場に元カノが乱入して来たし…何となくは理解していた。
最初は全然…気にならなかったけど…
好きなキモチが大きく風船のように膨らむつれて…全てが気になり始めた。
「…敦司がお前と結婚したのは当主の座を得る為だ…結婚しなきゃ…佑介か千歳…俺に家督を譲ると父上は言っていたからね…何のメリットもないお前と敦司が結婚するはずない…長井議員の孫でなきゃ…お前は唯の女子高生だ
…」
「私だって…判ってますっ!!」
「だったら…離婚すればいい…」
「それは…」