ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
尚也君は離婚の一転張り。


「できません…」



「俺があれだけ言っても敦司を信じるの?」



「はい」



「何だよ!?俺は…敦司とお前が見合いする前から…お前のコト知っていたし…好きだったんだ!」



尚也君は私の肩を無理やり抱いて来る。
そのまま、引き寄せて乱暴にキスを落として来た。




私はボンボンと尚也君の胸板を押すけど…ビクともしない。

男の子の力には敵わない。

キスは深さが次第に増して、私の口内に尚也君の舌が侵入する。




私は激しく抵抗して尚也君の舌を歯で噛んだ。



口に広がる錆びた味。

尚也君の血の味だ・・・



尚也君は私から唇を離して口の中に指を入れた。



「いてぇ…お前…最低」


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