ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
気位の高そうな尚也君があんなに拒絶されても…私に執着するのが信じられない。




「…俺…初めてなんだ…こんな風に…本気で人を好きなったのは…だから…自分ではどうしようもなくて」




「…尚也お前…やっぱり…陽那ちゃんのコトを…」



千歳さんが階下で私たちの様子を面白そうに眺めていた。



「…千歳…」


尚也君はバツが悪そうに千歳さんから顔を逸らした。




「…佑介には言うなよ!!」



尚也君はそのままダッシュで階段を上がってしまった。




「…千歳さんが帰って来て助かります…」



「そう?じゃあ~お礼にキスしていい?」



「それはダメです!!」



「冗談だよ…向きにならないで…」



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