ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
《19》パンドラの箱…回想
敦司side-
____________
_______
__
10年前ーーー・・・
「宿に行くまで…この包み開けてはならないぞ…敦司」
「承知しております…父上。そう何度も念を押さないで下さい…」
「理解しておるならいい…」
私は父上の知り合いの群馬県県知事・橋村知事に父の代役でお歳暮を渡す…役目を担った。
風呂敷に包まれたお歳暮を受け取って父上の書斎を出た。
「敦司…」
母上が廊下で私を待ち伏せしていた。
「母上…どうされました?」
母上は珍しく眉間に皺を深く刻んで私を心配そうに見つめた。
「あなたが代役で行くのね…」
「はい…運転手の長谷も一緒です」
「そう…気を付けてね…」
「はい」
_______
__
10年前ーーー・・・
「宿に行くまで…この包み開けてはならないぞ…敦司」
「承知しております…父上。そう何度も念を押さないで下さい…」
「理解しておるならいい…」
私は父上の知り合いの群馬県県知事・橋村知事に父の代役でお歳暮を渡す…役目を担った。
風呂敷に包まれたお歳暮を受け取って父上の書斎を出た。
「敦司…」
母上が廊下で私を待ち伏せしていた。
「母上…どうされました?」
母上は珍しく眉間に皺を深く刻んで私を心配そうに見つめた。
「あなたが代役で行くのね…」
「はい…運転手の長谷も一緒です」
「そう…気を付けてね…」
「はい」