ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
母上まで私の身を按じていた。




「…決して…風呂敷を開けてはダメよ…」



「母上まで…何をおしゃっているんですか…たくっ…私は子供ではありません…一度言えば…約束は必ず…守ります」



私はエントランスを出て長谷の用意した車の後部座席に乗り込んだ。



膝には風呂敷に包まれた父上のお歳暮を置いて。



「…では…参りますよ…敦司様…」



「ああ~」



夕暮れ時…邸宅を出発した。




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