ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
敦司さんはボソッと呟き、網の上のカルビをトングでひっくり返した。



「…とりあえず…これくらいでいいか…」



「はい」


タープを立てて、
二人でキャンプ用の椅子に向かい合わせに座り込む。



敦司さんは缶ビールのプルトップに指をかけて開けた。



「運転は出来ないからな…先に言っておく」



私はオレンジジュース。



「…二人のハネムーンに乾杯!!」


「乾杯!!」



大阪出張がハネムーンだと思ったけど。

結局、敦司さんは仕事に追われて二人で過ごす時間はなかった…




仕事抜きで過ごす二人のお泊まりはこれが初めて…


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