ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「陽那と一緒に星を見るとロマンチックだな…」



「え、あ…私もそう思っていました」


「同じコトを思っていたか…ははっ」


私は右目をレンズから離して敦司さんの顔を見つめる。



「…陽那…今夜…私はお前を貰うぞ…」


今夜…私と敦司さんは結ばれる…



卒業までは・・・無理だと思っていた。



私も早く…敦司さんと結ばれたい…



流れ星が落ちて来たように私の唇に敦司さんの唇が優しく重なった…




優しく清廉な満ちた月の光が私たちの重なったシルエットを照らす。
< 205 / 390 >

この作品をシェア

pagetop