ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
日中は敦司さんの愛車で軽くドライブを楽しむ。


八ヶ岳の裾に広がる蓼科高原は自然の宝庫だった。


緩やかな起伏の連峰を続き、空は晴れ渡ってドライブ日和。



「今日はいつもよりも…雲が近くに見える…」



カーブもなだらかで私は流れる自然の景色を楽しんだ…




「しかし…車が多いな…やはり…花火大会のせいか…みんな…場所取りに早めに来て居るんだな…」



「…のど飴…食べますか?」



「お前が食べさせてくれるなら…食べる」



「もちろん」



私はのど飴の包みを開けて…敦司さんの口に飴を運んだ。


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