ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「6月くらいに来れば…ちょうど薔薇園も見ごろだったな…今度は6月に来ようか?」


「はい…」



ゲートのそばにあるお土産店で土産を選ぶ。



メインの花が薔薇とあって…薔薇のモチーフにしたお土産が棚を埋め尽くしていた。



「薔薇のソープだって…」



「こっちは薔薇の入浴剤だ…」



「薔薇のお菓子ですよ」



「お菓子は要らない…入浴剤とかいいかもしれないなぁ」



敦司さんはカゴに薔薇の入浴剤を入れた。



「私は欲しいです…」



薔薇のクッキーをカゴに入れた。



「私は要らないと言ってるだろ?」



「食べてみたいんだもん…一人で食べてますから…買って下さい…」



「全く…お前は気が強いな…」
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